2020年3月22日日曜日
『あみもの』投稿における盗作短歌の扱いについて
みなさま、いつも短歌連作サークル誌『あみもの』をご愛顧いただきありがとうございます。
編集発行人の御殿山みなみです。
さて、今回は、皆様に残念なお知らせと、それに伴うお詫び、それから新ルールについて、述べさせていただきたく思います。
タイトルに記載の通り、『あみもの』に盗作歌の投稿があったことが発覚いたしました。
誰のどの短歌であるかということは、申し控えます。
しかし、該当号の該当箇所は、黒く塗りつぶす形で見えなくしております。
(裏を返せば、それでどの号かを知ることはできます。)
今回の盗作に関しましては、盗作を受けたご本人から、ご指摘をいただきました。
対象となるのは連作中一首で、それは2009年にmixiで発表された短歌でした。
本歌取りなどではなく、一首まるまるの流用でした。
なお、盗作投稿者につきましては、Twitterアカウントが消去されており、連絡がつきません。
被害者ご本人は、当該行為を「卑劣な行為」であると憤っておられます。
掛け値なし、まったくもってその通りであると私も考えます。
まずはこの問題を受けまして、投稿者として、読者として、ご愛顧いただいております皆様には、お詫びを申し上げます。
編集人といたしまして、正直に申し上げますと、今回の盗作は気づけるものではありませんでした。
しかしながら、『あみもの』は自分のやりたい歌を送る場所でしかないので、盗作はおこりえない、という慢心があったことは事実です。
今回の報告を受け、このようなことがあったときの対処方法を全く作成していなかったことに、自分で恥ずかしくなりました。
これ反省し、今後に生かしていくことで、ご寛恕いただきたく存じます。
申し訳ございませんでした。
さて、今後につきまして、仮に盗作作品が投稿された場合、以下の対処をさせていただきたく存じます。
・盗作作品および投稿者名を黒塗り表示し、見えないようにする。
※完全には消去いたしませんし、調べれば誰かわかるようにはなります
※盗作が一首であっても、連作全体を黒塗り表示といたします
※上記対応は、盗作投稿者に通知せず行うことがあります
・盗作号、盗作投稿者名を伏せた状態で、盗作の事実を告知する。
※当ブログに掲載のほか、Twitterにてリンクを転載いたします
・盗作投稿者の以降の投稿については、受け付けます。
※ただし、盗作が常習化していることが発覚した場合は、臨機の措置を取ります
簡単ではありますが、上記を定め、今後一度の適用もないことを切に望みます。
私が『あみもの』を運営する上で、最も大切にしたいことは自作を投稿する場が欲しいという気持ちです。
だからこそ、連作内容が掲載に不適切である、盗作があった、などのマイナス要因に対しては対処をしていこうと考えますが、これによっていわゆる「出入り禁止」をやりたくないと考えております。
ただ、「投稿したい」という気持ちの根幹は、「自分で作品をつくりたい」であるはずです。
その気持ちには全力で応えていきたく存じますが、盗作という、他人の言葉を奪った作品に、そのような気持ちはないものと考えます。
どうぞ、ご自身の言葉で作品ができるようになるまで、投稿をお控えください。
そしてそれができましたら、ご投稿ください。掲載します。
末尾になりますが、『あみもの』はこれからも運営していく所存です。
基本的には、出したい時に出したい人が出していただければいい場所です。
しかし、皆様の盛り上げあっての場だとも感じております。
今後とも、一層のご愛顧を賜りたく尽力してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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